慢性Ｂ型肝炎と違って、急性Ｂ型肝炎の場合は、一般の人がＢ型肝炎ウイルスに

感染しておこります。

肝臓に炎症が起きてしまうのですが、ほとんどの人はしばらく安静にしていれば

完治します。

ですが、人によっては劇症肝炎と呼ばれる重篤な状態になってしまう生命の危険も

ある病気です。

大人になってからＢ型肝炎ウイルスに感染する経路としては、血液か、性交渉による

場合がほとんどで、日本人同士の性交渉の場合は完治する人がほとんどですが、

外国のウイルスに感染した場合は、１割程度の人が慢性Ｂ型肝炎に移行してしまいます。

一度慢性Ｂ型肝炎になってしまうと、一生付き合っていかなくてはなりません。

また、乳幼児期に感染した場合は慢性のＢ型肝炎になってしまう場合が多くなって

しまいます。

現在日本では、乳児の感染は全て検査されていて、必要に応じてワクチンの投与が

なされているので、新たな患者は急性Ｂ型肝炎と考えていいと思います。

また、輸血による感染を思い浮かべる人もいると思いますが、現在では、

Ｂ型肝炎ウイルスの検査が行われているので、輸血で感染する事はありえないのです。

急性Ｂ型肝炎の潜伏期間は長い人で、３ヶ月もあるので、感染していても気付かずに

別の人との性交渉によって感染を広げる事になってしまう恐れがあります。

ですので、心当たりがある人はＢ型肝炎の検査を受ける事が望ましいのです。

また、海外旅行に行く場合は予防接種を受けてから行くという方法があります。