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B型肝炎 専門医

日本では国が主導した集団予防接種の針の使いまわしによりB型肝炎の感染が
起こった事から、B型肝炎だけでなく、肝臓病関連の治療に関する情報の
共有化が図られてきました。
ですが、平成14年度から実施されてきたB型肝炎ウイルス検査の状況を見ると、
国民に対する幅広い啓発活動が不十分である事が分かりました。

それはB型肝炎ウイルス検査で陽性となった人が二次検診を受診する割合が
3割程度にとどまっていたのです。
B型肝炎の症状が出ていなくても肝硬変や肝癌への移行の可能性が高い事を
患者自身が理解していないと考えられます。

また、肝臓の専門医がどこにいるのかという情報も不足していたので
肝炎情報センターが独立行政法人として設立されました。
センターでは必要な人に全国の肝炎に関するさまざまな情報を収集して提供を
行っていて、専門医に対しては症状に応じた治療のガイドラインを示したり、
現在考えれられる治療法の紹介しています。

また、B型患者に対しては正しい意識の提供をし、専門医以外の病院関係者に
対しては検査方法や患者への接し方などを説明しています。
これらの情報に多くの人が接すれば正しいB型肝炎の知識を得る事が出来ます。

肝炎は難しい病気ではありませんが、専門医でなければ正しい治療法を
知らない事がほとんどなので、センターには専門医のネットワークを構築する事も
求められています。
医療従事者への研究会や病院相互の連携をする為の仲介なども行われています。

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