B型肝炎の治療薬として多くの人がインターフェロンを利用しています。
処方は専門医が行っています。
インターフェロンは抗ウイルス剤としてとても有効なのですが、脱毛・発熱・
食欲不振など副作用の問題があります。
若い時には体力があるので副作用も強く出る事はありませんが、高齢になるに
従って副作用の問題が深刻になってきます。
特にインターフェロンを投与しながら勤務をする人はかなり無理を強いられる事となります。

日常生活には問題がなくても、車の運転や体力を使う仕事が難しくなるので
現実的には仕事を続ける事が難しくなります。
インターフェロンの投与は数週間続くので仕事や学校を休む事を強要されてしまいます。
病院によっては通院だけで投与してくれる所もあり、これらの情報は
B型肝炎患者で組織している団体で情報が共有されています。

B型肝炎にかかっている人は若い時からB型肝炎とつき合っている人がほとんどです。
自分の症状を長いスパンで観察してきているので、医師よりも自分の体の
事を分かっている場合も少なくありません。
ある人の場合は、一時的に数値が悪くなってもしばらくすると元に戻る
というように、１０ヶ月ぐらいの周期で検査の値が変動しているのだそうです。
このような場合は無理をしてインターフェロンを投与する必要はありません。