芸能人も例外ではなく、病気は誰にでもやってきます。
B型肝炎で発症した芸能人として知られているのが、10代でアイドル歌手
としてデビューして瞬く間に人気になった石川ひとみさんです。
その頃はB型肝炎に対する世間の誤解があり、突如襲ったB型肝炎に
よって芸能界からの引退を余儀なくされてしまいました。
1980年に発病した当時はB型肝炎の感染を避ける為に集団予防接種での
注射針の使いまわしが禁止される前でした。
石川ひとみは慢性のB型肝炎で、初のミュージカルに向けて連日のリハーサルの
最中に疲労感が増しとうとう倒れてしまいました。
病院で診断を受けた時には、すでに命の危険が迫っている状態で
それからは絶対安静の状態が1ヶ月以上も続きました。
薬物療法によって何とか体力を取り戻す事は出来ましたが、
当時の報道によれば36kgまで体重は落ちていたと言います。
リハビリの散歩中にファンから握手を求められましたが、握手でB型肝炎が
移ってしまうという言葉に大きな衝撃を受けたのです。
当時の日本ではB型肝炎に対する知識がその程度だったという事です。
所属していた芸能プロダクションも病気を理由に解雇されてしまいました。
ですが、ステージに立ちたいという強い意志とそれを支えてくれた夫と
一緒に頑張った甲斐があり、現在夫と一緒にステージに立っています。
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