肝臓は少しのダメージでは症状が何も出ないので、知らない間に重症に
なってしまう事がある臓器です。
肝炎にかかってしまうと、肝硬変になり、最終的には肝癌になってしまう
ケースはよく見られます。
特にウイルス性のB型肝炎患者の場合は肝炎から、肝硬変への注意が
必要だと言われています。
肝臓に炎症が出来た状態が肝炎ですが、肝炎はウイルス性のB型肝炎だけではなく、
アレルギーやアルコールが原因の場合もあります。
ですが、アレルギーやアルコールが原因の場合は肝臓以外の部分で自覚症状が
ある事が多いので、肝炎にも気付く事が多いようです。
肝炎と肝硬変の違いは、肝臓の炎症の進行の程度によって違います。
肝硬変の場合は、肝臓の中に線維が増えるので、ごつごつした臓器になります。
腹腔鏡を使った写真を見た事がありますか?
健康な肝臓とは全く違った状態になっています。
肝硬変になってしまうと、肝臓の血液の循環が悪くなって、肝臓の機能が
低下してしまいます。
肝臓の厄介な所は、代償能と呼ばれる機能があり、肝臓の健康な部分が
病気の部分をカバーしてしまうので、病気になってもすぐに症状として
現れないのです。
ですので、症状が出た時にはかなり悪くなってしまっているケースが
とても多いのです。
肝機能が落ちたり、黄疸がでたりすると注意が必要です。
肝硬変は放っておくと肝癌になってしまうので、それを防ぐ為には早期の発見と
治療が必要となるのです。
血液検査だけで肝硬変の診断をするのは難しいので、病院で精密
検査を受けなくてはいけません。
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